次期大統領ドナルド・トランプ氏が財務長官に指名したスコット・ベセント氏が、2025年1月16日、ワシントンのキャピトルヒルで開かれた上院財政委員会の公聴会で証言した。(Madalina Vasiliu/The Epoch Times)

トランプ次期政権 日本製鉄のUSスチール買収計画に柔軟姿勢示す

トランプ次期政権で米財務長官に指名されているスコット・ベッセント氏は、バイデン大統領が禁止命令を出した日本製鉄によるUSスチールの買収計画について、再申請された場合は「通常どおり審査を実施する」と述べた。この発言は、1月16日に開かれた米上院の公聴会で行われた。

ベッセント氏が財務長官に就任すれば、買収計画を審査するアメリカ政府の対米外国投資委員会(CFIUS)の議長を務めることになる。

バイデン大統領は昨年12月、日本製鉄によるUSスチール買収計画を阻止する方針を示していた。この決定は、アメリカの製造業の象徴とも言えるUSスチールの外国企業による買収に対する懸念が背景にあったとされる。

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