セキュリティ・クリアランス制度 運用基準最終案まとまる

政府は、経済安全保障上の重要情報へのアクセスを信頼性が確認された者に限定する「セキュリティ・クリアランス(適性評価)」制度の運用基準の最終案を、1月22日に開かれた有識者会議でまとめた。この制度は、2024年5月に成立した「重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律」に基づき、2025年5月の施行を予定している。

セキュリティ・クリアランスは、政府が保有する安全保障上重要な情報にアクセスする政府職員や民間人に対し事前に調査を行い、信頼性を確認した上でアクセスを認める制度。保護の対象となる情報を「重要経済安保情報」として指定する。これにより、国家規模の経済プロジェクトや安全保障に関わる情報が適切に管理される仕組みを構築する。

中国共産党による浸透工作やスパイ活動が国際社会で深刻化し、日本国内でもこれらの脅威が問題視されるようになった。こうした状況を受け、政府はセキュリティ・クリアランス制度を導入し、より包括的な情報保全体制を構築することを決定した。

▶ 続きを読む
関連記事
政府は5日の臨時閣議で、飲食料品の消費税率を2027年4月からの2年間、1%に引き下げる方針を決定した。1989年の消費税導入後、税率の引き下げは初めて
政府は4日、「永住許可に関する審査ガイドライン」の改定案を公表した。世帯収入、日本語能力、日本の制度に対する理解度を、永住資格の重要な審査基準として初めて明確に位置づける内容となっている。
政府は8月4日、熊本地震の被災地を支援するため、今年度予算の予備費から総額242億円を支出することを閣議決定した。地震発生から1週間が経過し、必要な物資の供給や道路の応急復旧、仮設住宅の提供などを財政面から支える
自民党は食料品の消費税を2027年から2年間1%へ引き下げる方針を了承。「実質ゼロ」を掲げるが、財源の不透明さや外食産業への影響、価格転嫁の行方など課題は多い
高市早苗首相は8月3日、令和8年熊本地震の被災地を訪れ、被害状況を視察した。政府は災害復旧や被災者支援のため、200億円を超える予備費の使用を4日に閣議決定する方針だ