トランプ政権の燃費基準引き下げが意味すること
トランプ大統領が指名したショーン・ダフィー(Sean Duffy)氏は、FOXビジネスのニュース番組の元ホストで、1月28日に正式にアメリカ合衆国運輸長官に就任した。ダフィー氏の最初の行動として、自動車の燃費基準を廃止または引き下げることを求める覚書に署名した。この措置は、アメリカの自動車価格を引き下げ、電気自動車の義務化を撤廃するのに役立つ可能性があるが、気候活動家から批判を受けている。
自動車の燃油効率基準の正式名称は「企業平均燃油経済性」(CAFE)基準だ。この規則は1974年と1980年の石油危機に由来し、アメリカ政府は1978年に初めてCAFE基準を導入した。この基準により、自動車メーカーは、自動車やピックアップトラックを生産する際に、1ガロンあたりの走行距離(マイル・パー・ガロン)を向上させることが求められ、毎年新車モデルのCAFE値を継続的に引き上げる必要がある。
この基準の進展は1980年代に停滞し、その後の約20年間、アメリカの自動車の1ガロンあたりの走行距離は明らかに改善されなかった。
関連記事
ミネソタ州でのICE捜査官による射殺事件を巡り、ヴァンス副大統領はメディアの報道を「無責任な恥辱」と激しく批判。正当防衛を主張するトランプ政権と、州独自の調査を求める民主党知事らが真っ向から対立
米ミネアポリスでICE捜査官による射殺事件が発生し、緊張が走っている。現場では抗議デモが法執行機関との物理的衝突に発展。ヴァンス副大統領は「国内テロ行為」への正当防衛を主張し、州知事は冷静な対応を求めている
トランプ政権は7日、未加工で栄養価の高い食品を重視する新たな食事ガイドラインを公表。たんぱく質や全脂肪乳製品の摂取を勧める一方、加工食品や添加糖、アルコールの制限を求め、学校給食や軍など幅広い制度に影響する
トランプ大統領は就任直後から教育省の解体やDEI(多様性・公平性・包摂)慣行の廃止、学校選択の自由化を断行。数千億ドルの予算削減を目指す一方、大学への制裁や訴訟も相次ぐ。激動する全米教育改革の全貌
ケネディ長官は、医師による患者のワクチン接種状況の報告義務を撤廃した。「政府が接種を強要すべきではない」と主張し、今後は安全性や副作用の説明、信教上の免除を重視する新たな指標の導入を検討していく