全国に避難シェルター整備方針策定へ 2025年度末目標に米国事例調査を指示
石破茂首相は5日、他国からの武力攻撃や災害時に備える避難シェルター整備について「2025年度末までに全国的な実施方針を策定する」と表明した。自民党の「シェルター議員連盟」(会長:古屋圭司元国家公安委員長)が同日、首相官邸で米国事例の調査を求める提言書を手渡したことが契機となった。
政府関係者によると、現在日本の核シェルター普及率は人口の0.02%と極端に低く、スイスやイスラエル(100%)、米国(82%)に比べて大幅に遅れている状況だ。自民党議連は「連邦・州・民間の各レベルでシェルター基準を調査し、法整備や第三者検査機関の設立が必要」と指摘。古屋氏は記者団に「首相のリーダーシップで政府が主導すれば、遅れを取り戻せる」と期待感を示した。
林芳正官房長官は、具体的な整備地域の選定や構造基準の策定を進める方針を「2024年3月末をめどに基本方針をまとめる」と従来から表明していたが、今回の首相発言で具体化が加速する見通しだ。
関連記事
レアアースの輸出制限や安価な中国製品の世界市場への流入など中共政府の政策が世界経済に混乱をもたらしている。そうした中、ブリュッセルで日本とEUがハイレベル経済対話を開催。貿易・産業政策や経済安全保障に関する協力を協議した
グラス駐日米大使が、高市政権の外交を「安倍氏の遺産を発展させたもの」と絶賛。提唱から10年を迎えた「自由で開かれたインド太平洋」構想を軸に、日米同盟の深化と中国への抑止力強化が進む現状を解説
米連邦通信委員会(FCC)は30日、全会一致でひとつの提案を前進させる投票を行った。同提案はスマートフォン、カメラ、コンピューターなど米国向け電子機器について、中国の試験機関による検査・認証を全面的に禁止するものである。
高市早苗首相は4月30日夜、自身のX(旧ツイッター)への投稿で、第6回「中東情勢に関する関係閣僚会議」を開催したと報告した。中東情勢の緊迫化に伴う国内のエネルギーや関連物資の供給見通しについて、原油やナフサの代替調達が進んでいるとして、安定供給に自信を示した。
4月30日の外国為替市場で円相場が1ドル=160円台後半へ急落したことを受け、片山さつき財務相は同日、為替介入を含む対応に踏み切る可能性を強く示唆した。