パナマ運河のアグア・クララ・ロック(shutterstock)

米中対立の波及か? 李嘉誠がパナマ運河港湾を売却 CKハチソン株価急騰

香港の大富豪、李嘉誠(リカーシン)氏が創業した長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)は、傘下のグローバルな港湾事業の中核資産であるパナマ運河関連の港湾などを売却し、190億ドル(約2兆8500億円)を超える現金を手に入れた。この取引は、市場に衝撃を与え、CKハチソンの株価を急騰させた。

3月4日夜、香港証券取引所で発表された声明によると、CKハチソンは米投資会社ブラックロックが主導するコンソーシアムと基本合意に達し、パナマ港湾会社の株式90%を含む資産を売却すると言う。

この取引により、米国側が、パナマ運河の主要港湾の支配権を握ることになる。ホワイトハウスはかねてから、これらの施設を「中国(共産党)の影響」から切り離すよう主張してきた。取引額はアナリストが予想した130億ドルを大きく上回り、市場の注目を集めた。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の桃園市で、台湾人を高収入の仕事で誘い、中国へ移送して臓器を摘出しようとしたとされる越境人身売買事件が摘発された。被害者3人は住宅に監禁され、港から中国へ送られる計画だったが、警察が移送前に阻止した。
香港初代行政長官の董建華が死去、89歳。親中派実業家・霍英東を介して江沢民と接点を持ち、政界へ。親中路線を推進し、香港のその後に大きな影響を及ぼした
台湾で暮らすため、結婚まで利用する。中国人男性の偽装結婚が問題に。背景には、経済不安と自由への憧れがある
中国共産党(中共)は軍上層部の粛清を続ける一方、台湾を包囲する海空軍の活動を拡大し、封鎖演習も行っている。当初7人だった中共中央軍事委員会のメンバーは、習近平と張升民の2人だけになったと報じられている。中国本土の研究者は、中共軍の指揮系統が動揺する中で台湾への軍事的圧力も並行して強まっており、台湾海峡で誤算や衝突が生じるリスクが高まっていると指摘した。
中国の人権派弁護士、王夏紅氏が家族とともに台湾で庇護を求めた。シオン教会の弁護を担当したことで中共当局から圧力を受けており、台湾当局は一家4人に「人道的滞在」を認めた