日本製鉄とUSスチールのロゴ(Shutterstock)

日本製鉄によるUSスチール買収計画 米司法省が裁判日程の延長を要請

日本製鉄によるアメリカ鉄鋼大手USスチールの買収計画を巡り、アメリカ司法省は裁判所に対し、口頭弁論の日程を延期するよう申し立てを行った。

この買収計画は、2023年12月に日本製鉄がUSスチールを約141億ドル(約2兆円)で買収することで合意したものである。しかし、2025年1月3日、当時のバイデン大統領は国家安全保障上の懸念を理由に、この買収を禁止する命令を出した。これを受けて、日本製鉄とUSスチールは1月6日、バイデン氏らを相手取り、禁止命令の無効を求める訴訟を首都ワシントンD.C.のコロンビア特別区連邦控訴裁判所に提起した。

当初、口頭弁論は4月24日に予定されていたが、司法省はこれを5月12日の週に再設定するよう求めている。司法省は、この延長により政府と当事者間の協議を完了させ、訴訟の解決に向けた時間を確保することを目指していると述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
日本銀行は6月15日、2日間の日程で金融政策決定会合を開始した。翌16日には、現在0.75%程度としている政策金利を1.0%程度へ引き上げる方針だ。
6月15日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は大幅に3日続伸し、前営業日比3297円46銭高の6万9317円50銭で取引を終えた
日本政府は今夏、グリーンランドでレアアース調査を開始。中国依存の低減と供給網の多様化を狙い、採掘可能性や輸送・精錬体制の構築を視野に入れる
宇宙、AI、市場制度が絡み合う米中覇権レースの最前線を、SpaceXの史上最大IPOと日本の通信・インフラ安保の死角から読み解く。今後5年の地政学リスクと、日本が生き残るための要諦を提示する特別レポート
資源エネルギー庁の「今後の原子力政策の方向性と行動指針」改定案を解説。将来の建て替え規模の初明示をはじめ、既設炉の最大限活用、次世代革新炉の開発、バックエンド対策など、原子力を長期活用するための包括的なロードマップに迫る