春の花茶で肝を整え、花のように輝く肌へ
中医学では「春は肝を養う季節」とされています。春になると、女性は肝の気が乱れやすくなり、その影響で体調を崩すだけでなく、顔色がくすんで青黒くなったり、黄色っぽくなったりして、美しさが損なわれることもあります。しかし、古くから美しい女性は「花」にたとえられてきました。これは、花と女性に深い縁があることを示しています。さまざまな花茶を上手に取り入れることで、気血の巡りを整え、肝の気の流れをスムーズにし、本来の明るく血色のよい肌や、透明感のある美しさを取り戻す手助けとなるのです。
女性の顔色が明るく赤みを帯びているかどうかは、肝と脾のバランスがとれているかどうかに大きく関係しています。中医学では、五臓は五行と対応しており、肝は「木」に属します。そして五行は五色にも対応し、「木」は「青」にあたります。そのため、肝の気は青色の性質をもちます。肝の気と血の流れが整っていれば、その色が顔に現れることはありませんが、バランスが崩れると「肝の青」が顔色に表れ、顔が青黒く見えるようになります。
同様に、五臓のひとつである脾(消化器系)は「土」に属し、土の色は「黄」です。脾の働きに不調が起こると、顔が黄色く見えるようになります。これは土の気が表面に現れたもので、脾胃に問題があるサインです。青黒さと黄ばみが混じったような顔色は、しおれた青菜のようで、女性の美しさを損なうだけでなく、心身の健康にも悪影響を及ぼします。気分が落ち込み、活力も失われてしまいます。
関連記事
立春のころは気が動き出す一方、体が追いつかず不調を感じやすい時季。ねぎま鍋は巡りを助けながら内側を養い、陽気がのびる流れをやさしく支えます。
2026年・丙午年は水の力が強まりやすい年。冷えが心や脾を傷めやすく、動悸や不安、胃腸の不調が起こりやすいと『黄帝内経』は示します。今年の養生の要点を解説します。
真冬の強い冷えは心の働きを弱め、動悸や不安感を招くことがあります。さつまいも・生姜・黒糖を組み合わせたおかゆで、体を温め血を養う養生法を紹介します。
柚子皮の香りは気を巡らせ、果肉は潤し、はちみつはやさしくまとめる。はちみつ柚子茶にひそむ陰陽の調和と、心を整える食養の知恵を解説します。
70歳を過ぎた林さん(仮名)は長年便秘に悩まされ、ひどい時には4~5日間排便がないこともありました。さらに、彼 […]