春は肝を養う季節とされ、花茶を取り入れることで、気血の巡りを整え、明るく血色の良い肌を取り戻すことができます(Shutterstock)

春の花茶で肝を整え、花のように輝く肌へ

中医学では「春は肝を養う季節」とされています。春になると、女性は肝の気が乱れやすくなり、その影響で体調を崩すだけでなく、顔色がくすんで青黒くなったり、黄色っぽくなったりして、美しさが損なわれることもあります。しかし、古くから美しい女性は「花」にたとえられてきました。これは、花と女性に深い縁があることを示しています。さまざまな花茶を上手に取り入れることで、気血の巡りを整え、肝の気の流れをスムーズにし、本来の明るく血色のよい肌や、透明感のある美しさを取り戻す手助けとなるのです。

女性の顔色が明るく赤みを帯びているかどうかは、肝と脾のバランスがとれているかどうかに大きく関係しています。中医学では、五臓は五行と対応しており、肝は「木」に属します。そして五行は五色にも対応し、「木」は「青」にあたります。そのため、肝の気は青色の性質をもちます。肝の気と血の流れが整っていれば、その色が顔に現れることはありませんが、バランスが崩れると「肝の青」が顔色に表れ、顔が青黒く見えるようになります。

同様に、五臓のひとつである脾(消化器系)は「土」に属し、土の色は「黄」です。脾の働きに不調が起こると、顔が黄色く見えるようになります。これは土の気が表面に現れたもので、脾胃に問題があるサインです。青黒さと黄ばみが混じったような顔色は、しおれた青菜のようで、女性の美しさを損なうだけでなく、心身の健康にも悪影響を及ぼします。気分が落ち込み、活力も失われてしまいます。

▶ 続きを読む
関連記事
喉の乾き、だるさ、イライラが気になる処暑。冬瓜とゴーヤを組み合わせるだけで、夏の名残の熱を冷まし、初秋の体を整える食卓に。
夏と同じ食事を続けていませんか。立秋を過ぎたら、体は少しずつ内に蓄える季節へ。胃腸を整え、肺を潤す家庭料理を紹介します。
立秋を過ぎて体が重い、胃腸が疲れる、乾きが気になる。そんな時はコンビニ食でも養生できます。昼食の選び方を変えるだけで、体をいたわる一食に
湿気で体が重い・胃腸が疲れる時に!自炊なしでもOK、コンビニの組み合わせだけで「脾」を養い余分な湿気を逃す簡単薬膳ランチをご紹介。食材の選び方を知るだけで、いつもの昼食が体をいたわる養生食に変わります
湿気の多い季節のだるさや食欲不振は、胃腸が弱る「湿邪困脾」が原因かも。定番の「味噌汁×鮭定食」に生姜を添えるだけで最高の薬膳に!身近な食材の力を活かし、余分な湿気を払って体を整える養生の知恵を紹介します