2018年12月3日、パナマ運河のココリ閘門付近を航行する中国コンテナ船(Luis Acosta/AFP via Getty Images)

パナマ運河の戦略的重要性 トランプ大統領と中共の攻防

パナマ運河を巡り、米中の戦略的競争が激化していた。CKハチソンによる港湾売却計画に、中国共産党(中共)が反発する中、トランプ大統領は、パナマ運河の管理権奪還を示唆した。国際貿易の要衝であるパナマ運河の重要性と、米中の思惑を徹底解説しよう。

香港の大富豪 李嘉誠氏が率いるCKハチソンは、最近、世界23か国の43の港湾事業を228億ドルで売却する計画を発表した。その中には、パナマ運河の両端に位置する港も含まれていて、取引相手は、米国の投資大手ブラックロックが率いるコンソーシアムであった。

このニュースが報じられると、中国共産党は激怒し、機関紙を含む複数のメディアが、10本以上の記事を連続して発表し、李嘉誠氏を批判した。なぜ共産党は、李嘉誠氏によるパナマ運河の港の売却に、強く介入しようとしているのか。また、トランプ大統領は、パナマ運河の主権を取り戻す意向を示したことで、この運河が注目される理由と、その重要性について考えてみよう。

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