山形市 2025年1月の死亡数(提供 藤江成光氏)

日本人死亡者数急増の裏に何があるのか 藤江成光氏が訴える「見えない危機」

2021年に始まった新型コロナウイルスのワクチン接種。その後の数年間で、日本の人口動態に「ある変化」が生じている。

藤江氏の著書『おかしくないですか!? 日本人・謎の大量死ー知ってください、衝撃の事実』(方丈社)は、政府の公式統計をもとに日本で起きている「人口減少」を示し、警鐘を鳴らしている。

本書では、がんや心疾患、老衰といった一般的な死因が多くを占める中で、新型コロナウイルスそのものによる死者が全体の2.4%程度にとどまるとされている点に注目。こうしたデータから、藤江氏は「何か他の要因があるのでは」と問題提起した。

特に、新型コロナワクチンの接種後に報告されている死亡事例と、人口動態の変化との間に何らかの関連がないかを疑問視しており、その見解は多くの議論を呼んでいる。

政府は、ワクチン接種後の死亡について「因果関係は確認されていない」との立場をとっている一方で、本書では厚労省が公開している「10万人あたり1.7人」という接種後死亡のデータにも言及し、単なる感情論ではなく、グラフや数値に基づく考察を展開している。藤江氏の主張している「データから何かを読み取ろうとする視点」そのものに価値があるのではないだろうか。

厚生労働省が発表している人口動態統計によれば、2022年の死亡者数は前年より約13万人増加。この傾向は翌年も続いており、藤江氏は「高齢化だけでは説明できない」として、読者にこの現象の背景を考えてほしいと訴えている。

『おかしくないですか!? 日本人・謎の大量死』はワクチン賛成派・慎重派を問わず、「何が本当に起きているのか」を考えるための出発点となる。見落としてはならない現実があるかもしれない——そんな視点を、今あらためて持つことが求められているのかもしれない。

『おかしくないですか!? 日本人・謎の大量死ー知ってください、衝撃の事実』(方丈社)は全国の書店のほか、楽天ブックスやKindleなど各種電子書籍ストアでも手に入れることができる。本書は“見えない危機”を知る最初の一歩となるかもしれない。

藤江氏の著書『おかしくないですか!? 日本人・謎の大量死ー知ってください、衝撃の事実』(方丈社)
関連記事
ファイザー社の開発中のmRNAインフルエンザワクチンに、FDA長官は「効かない製品は承認しない」と明言。論文から不利なデータが除外されていたとして、学術的な誠実性の欠如も批判されている
FDAの上級職員はエポックタイムズに対し、この内部文書をCBER全職員に送付したこと、また調査が今年初めに開始されたことを認めた。
新しい調査によると、アメリカの成人の大半が、今年秋に更新された新型コロナワクチンの接種を望んでいないことが分かった。
米CDCは「ワクチンが自閉症と無関係」という従来の主張を撤回し、完全に否定する科学的根拠はないと公式に表明した。
新型コロナワクチンを巡る副反応報告数の異常な増加と、それに対する政府や審議会(検討部会)の対応に対し、市民の間で独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)および厚生労働省に真実の究明と制度の刷新を求める声が高まっている