ジャイアントパンダ(shutterstock)

和歌山パンダ返還と中共「パンダ外交」の実態

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で飼育中のジャイアントパンダ4頭が、今年6月末に中国に返還されることが決定した。背景には、中国が展開する「パンダ外交」戦略と、1994年から続いてきた日中間の契約満了がある。本稿では、パンダ返還の背景、国際的な影響、経済的負担、そして今後の「パンダ外交」の動向を解説する。

アドベンチャーワールドでは、良浜(24歳)、結浜(8歳)、彩浜(6歳)、楓浜(4歳)の4頭を飼育してきた。これらのパンダは、6月末に中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地に返還されることが確定している。

良浜はアドベンチャーワールドで初めて誕生した個体であり、これまでに10頭の子を出産した「名母」として高い評価を得てきた。結浜、彩浜、楓浜はいずれも良浜の子であり、母子4頭が同時に中国へ戻る事例はきわめて珍しい。

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