ジャイアントパンダ(shutterstock)

和歌山パンダ返還と中共「パンダ外交」の実態

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で飼育中のジャイアントパンダ4頭が、今年6月末に中国に返還されることが決定した。背景には、中国が展開する「パンダ外交」戦略と、1994年から続いてきた日中間の契約満了がある。本稿では、パンダ返還の背景、国際的な影響、経済的負担、そして今後の「パンダ外交」の動向を解説する。

アドベンチャーワールドでは、良浜(24歳)、結浜(8歳)、彩浜(6歳)、楓浜(4歳)の4頭を飼育してきた。これらのパンダは、6月末に中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地に返還されることが確定している。

良浜はアドベンチャーワールドで初めて誕生した個体であり、これまでに10頭の子を出産した「名母」として高い評価を得てきた。結浜、彩浜、楓浜はいずれも良浜の子であり、母子4頭が同時に中国へ戻る事例はきわめて珍しい。

▶ 続きを読む
関連記事
東京理科大学名誉教授の硤合憲三氏が、ノーベル化学賞を受賞することが決まった。長年にわたる研究成果が評価されたもので、日本の学術研究における大きな成果となった。
旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は10月7日、タイの現地法人が管理するファイルサーバーが第三者から不正アクセスを受け、顧客最大627人分のパスポート情報が流出した可能性があると発表した
木原官房長官は10月6日の記者会見で、国内の民間企業への不正アクセスにより情報流出が相次いでいることについて「大変深刻に受け止めている」と表明。政府は、情報収集や攻撃の手口、傾向などの分析を通じて被害の全体像の把握を急ぐ方針だ
カナダ映画『超限戦』を10月、東京とさいたまで上映。パンデミック下で拘束されたウイルス学者を描き、科学と権力、情報統制をめぐる問いを投げかける
日本の柔道女子選手、前田凛は10月1日、女子70キロ級で金メダルを獲得した。準々決勝で中国の唐婧と対戦した際、相手に20秒以上にわたり腕をかまれ、この思わぬ出来事が日中で大きな話題となっている