アメリカ 新防空システム「ゴールデンドーム」への期待と現実
アメリカのトランプ大統領は、難攻不落の新たな防空システム「ゴールデンドーム」構想を発表した。開発に成功すれば、アメリカ全土に大陸間弾道ミサイル(ICBM)1発の侵入も許さない体制ができあがるが、その道のりは遠い。主な原因は、実戦とかけ離れた兵器の運用テスト体制にある。
アメリカ海軍のケビン・アイヤー元大佐は4月5日にジャーナルで「The Illusion of BMD Testing in Ships(弾道ミサイル防衛運用テストの幻想)」を発表、イージスシステムを搭載した米駆逐艦および巡洋艦の弾道ミサイル迎撃シミュレーションがいかに非現実的かを指摘した。
テストで使用される艦船には電子機器を冷やすための特殊な空調設備が搭載され、博士レベルの技術者が入念な準備を行う。また、気球から発射されたミサイルを巡洋艦が実際に迎撃する際は、実戦では想定できない過剰支援、事前準備、状況設定がなされていた。
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