インド太平洋諸国 中国の脅威に対抗するため防衛費増額
米国がこれらの同盟で中心的な役割を果たすのは当然だが、中国の脅威にさらされている国々も、防衛費の対GDP比を引き上げ、自国の艦船や航空機を増強し、中国への抑止力を強化すべきだ。
中共によるパナマ運河の事実上の支配に直面すべき時が来た
中国が事実上パナマ運河を支配することで、アメリカ海軍の戦略的展開能力が制限されるリスクがあり、この状況は早急に是正されるべきだ
アメリカを弱体化させる気候変動規制 中共は規制を回避し成長を続ける
アメリカは過去15年間、温室効果ガス削減で世界をリードしてきた。しかし、中国や他国が排出を続ける中、厳しい規制がアメリカの経済と軍事を弱体化させている現状を再検討する必要がある。
国防総省 墜落や作戦失敗を受けオスプレイの将来を見直し
ヘリと固定翼機の特性を併せ持つオスプレイ。しかし事故や高コスト、信頼性欠如が課題。オスプレイの技術的特徴や運用上の問題点を詳しく分析し、その未来に向けた選択肢について考察する。
F-16戦闘機はまだ戦場で通用する
40年以上経った今でも活躍するF-16戦闘機は世界最高の多用途戦闘機の1つとして評価される。将来的には、ステルス機との対戦が課題となるがF-35やF-22戦闘機にはないF-16ならでは能力を持っている。
戦闘機マニアが見過ごしがちな全てを支配する重要な性能パラメータは何か
航空機の戦闘力を評価する際、速度や武装能力だけでなく、出撃生成率(SGR: Sortie Generation Rate)が重要な指標となる。SGRは航空機の運用効率を示し、高いSGRを持つ機体は、より頻繁な出撃と優れたパイロット訓練を可能にするため、総合的な戦闘力を大きく向上させる。
米海軍 法外なドローン迎撃コスト 費用対効果の改善が急務
数百万円のコストで船舶に甚大な被害を与えられるドローンが普及する一方で、現状、ドローンを撃墜するのに1発当たり約1億円を超えるミサイルで対応している。費用対効果の見直しは喫緊の課題だ。ドローンの飽和攻撃に対抗できる武器はあるのか
危機的なF-35の冷却問題 設計上の欠陥が国防総省に2兆ドルのジレンマをもたらす
全世界に採用されている最新鋭戦闘機F-35冷却能力は問題を抱えている。なぜF-35にとって冷却能力が重要なのか?なぜ世界史上最も高価な兵器システム計画が、最初から冷却が不十分な機体を生み出す運命にあったのだろうか
中国の宇宙兵器が米国の軍事的優位を脅かす
中国は宇宙空間の監視・攻撃能力を急速に強化。最新衛星やASAT兵器で米軍の優位性を脅かし、台湾問題への影響が懸念される
空母は力を失い、潜水艦が物を言う時代に
ほんの数十年前まで抑止力の核を担っていた航空母艦(空母)は、もはやその力を失いつつある
バージニア級潜水艦生産不足で米国の潜水艦覇権が中国に移る恐れ
米国海軍では、今後、新規に浸水する潜水艦より、退役する潜水艦の方が多いという状況が生まれてしまうかもしれない。
USスチール売却は米国にとって安全保障の危機 中共を利する可能性も
超大国の地位維持には強力な防衛産業基盤が不可欠であり、その中核を担うのは鉄鋼産業だ。日本製鉄のUSスチール買収を米国の安全保障の視点から見るとUSスチールの日本製鉄への売却は短期的利益をもたらすが、長期的には国家安全保障を脅かす可能性も
中共によるフィリピンいじめと南シナ海での挑発行為は貿易制裁を受けるべき
中国の約40隻の艦艇が8月26日、西フィリピン海でフィリピン沿岸警備隊の旗艦への補給を妨害した。中共の国際水域での領有権主張がさらに激化する中、それに対抗するにはどうすればよいか
米海軍、造船所不足の深刻な課題に直面
米国は第二次世界大戦での勝利の一因として、損傷した戦艦を迅速に修理し、再度戦場に送り出す能力と、新造艦船を大量に生産する造船所の力があった。しかし、現在の米国はその能力を失い、米海軍の見積もりによれば、修理と保守作業の20年の遅延があり、多くの艦船が配備不能となっている。
ウクライナの戦場の必要性から革新が生まれた
ロシア・ウクライナ戦争をフォローしているならば、ロシアの新しい戦時下の革新である「亀戦車(Turtle Tank)」について耳にしたり、写真やビデオを見たりしていることであろう。亀戦車は新しい戦車ではなく、既存のロシア製戦車、例えばT-60、T-72、T-80の改造版である。これらの戦車には鋼鉄の装甲板が取り付けられ、即席の装甲が追加されている。また、亀戦車の多くには、ドローン対策の電子戦装備や地雷除去ローラーも装備されている。