遠征機動基地「ミゲル・キース号」(ESB-5)は、日本横浜の三菱重工で5か月間にわたる定期大修を完了した。これは、米軍艦艇が日本の造船所で大規模な修理を受けるという新たなマイルストーンとなった。(アメリカ海軍)

米軍艦の大規模修理を日本で完了 日米協力の新たな段階

米海軍の遠征機動基地艦「ミゲル・キース号」が横浜の三菱重工において大規模修理を終えた。日韓の造船所は米軍艦艇の保守事業に関与し始めており、日米韓の安全保障協力が新たな段階へと移行した。

今回の修理には1200万ドルを投入し、作業は5か月に及び、三菱重工は約5202平方メートルの防滑甲板を飛行甲板および任務甲板に交換し、厨房、洗い場、洗濯室、居住区など計29か所の内部設備を修理・更新した。加えて、930平方メートル超の前甲板室の上部構造を整備し、船体全体の外部塗装も実施した。

「ミゲル・キース号」は全長239メートル、満載排水量10万トン超を誇り、航続距離は1万7600キロメートルを超え、遠征機動基地艦は、遠隔海域において軍事基地として機能する艦船であり、米軍は、この艦を用いて低強度の軍事衝突下で他部隊の作戦を支援する。弾薬庫、燃料庫、修理室、任務計画室、大量の乗員居住区などを備え、巨大な船体が特徴である。

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