中国共産党の権力中枢中南海の一つの入口。(ROMAN PILIPEY/AFP via Getty Images)

すでに操り人形? 習近平の権力崩壊と孤立の現状

中国共産党(中共)の習近平党首は、急速に権力基盤を失っている。軍と党における粛清、側近の排除、元老や軍幹部の台頭などにより、中国の政局は大きく動揺している。

最近、大紀元は中共上層に通じる確かな情報源から極めて重要な情報を入手した。現在、党・政府・軍の最高指導者という肩書を保持する習近平は、表面上こそその地位にとどまっているが、実質的には完全に行き詰まりを迎えた。中共元老の温家宝や、中央軍事委員会第一副主席の張又侠が、政局の主導権を握る存在となっている。

情報筋の分析によれば、習近平は昨年4月から権力を喪失し始めた。何度も挽回を試み、場合によっては軍事力の行使を画策したが、いずれも成果を得られなかった。現在の習近平は、自らの意志ではなく、他者の指示通りに「演技」する状態に陥っている。ロシア訪問もその一環であり、行動のすべてが台本に基づいて進められている。中共上層部は今なお次の一手を決定できず、混迷を深めている。

▶ 続きを読む
関連記事
少子化対策は給付金だけで十分か。人口減少を単なる家計や労働力の問題にとどめず、歴史と文明の危機として捉え直す。近代の個人主義を見つめ、家族を公共善として次世代へ命と文化を継承する倫理を問う論考
中国による米国債売却は「ドル離れ」を意味しない。真の狙いはドル資産の多様化や対米交渉における揺さぶりの誇示に過ぎず、海外経由の保有や国際的なドル支配の実態を見れば、人民元の台頭論は虚構であると暴く
便利さに流されがちな現代で、私たちはお金を通して何を生かし続けたいのか。人里離れた牧場でレストランを営む著者が、中央集権的な仕組みに対抗し、個人の消費選択が地域や未来を形づくる意義を問いかける論評
1992年米大統領選でブッシュを敗北させた「不況」の虚構を検証し、実態以上に選挙を動かす経済認識の危うさを指摘。現政権下の好景気や課題を踏まえ、来る中間選挙で共和党が勝つための戦略を論じる
米経済指標の好調さとは裏腹に広がる「不況認識」。主要メディアやニュースアグリゲーターの報道バイアスが人々の心理と世論をいかに誘導しているかを検証する論評