中国研究者が農業テロ菌を密輸か ミシガン大学所属の2人を米当局が起訴
米司法省は6月3日、ミシガン大学に所属する中国人研究者ジアン・ユンチン(Yunqing Jian)とその交際相手のリュー・ズンヨン(Zunyong Liu)を、ビザ詐欺や虚偽陳述、病原体の密輸などの罪で起訴したと発表した。事件は、トランプ政権が中国共産党(中共)と関係のある留学生のビザ取り消し方針を発表した直後に明らかとなった。
起訴状によれば、2人は「フザリウム・グラミネアラム(Fusarium graminearum)」という農作物に甚大な被害をもたらす病原性真菌をアメリカへ違法に持ち込もうとした疑いがある。
検察当局は「ジアン被告は中共の党員であり、党への忠誠を示す証拠が電子機器から確認された」と指摘。ジアンは中共政府の資金提供を受けて、2022年からこの病原体の研究を継続していたという。研究対象であるフザリウム菌は、小麦や大麦、トウモロコシ、コメなどに赤かび病を引き起こし、年間数十億ドルの被害をもたらすことで知られている。さらに、菌が産生する毒素は、家畜や人への健康被害(嘔吐、肝機能障害、生殖異常など)も報告されている。
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