実質賃金が4か月連続で減少 物価高が家計を圧迫
厚生労働省が5日に発表した2025年4月の毎月勤労統計調査(速報値)によると、物価の変動を反映した1人当たりの実質賃金は、前年同月比で1.8%減少し、4か月連続のマイナスとなった。名目賃金(現金給与総額)は引き続き増加しているが、食料品や光熱費など生活に欠かせない品目の値上がりが続き、賃金の伸びが物価上昇に追いついていない現状が明らかになった。
4月の現金給与総額は平均30万2453円で、前年同月比2.3%増となり、40か月連続でプラスとなった。基本給を示す「所定内給与」も同2.2%増の26万9325円と、42か月連続で増加している。しかし、消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く)は同4.1%上昇しており、賃金の伸びを上回るペースで物価が上がっているため、実質賃金は減少を続けている。
政府や企業は、2024年の春季労使交渉(春闘)で大幅な賃上げを実施し、2025年も多くの企業が賃上げを予定している。しかし、物価高騰の影響で労働者の生活水準は十分に改善していない。厚生労働省は「物価高に賃金の伸びが追いついていない。今後の動向を注視する」とコメントしている。
関連記事
4月20日に始まった米比合同軍事演習は、参加国が過去最多となり、日本の自衛隊も初めて正式参加。専門家は、今回の演習は、中共を封じ込める動きが世界的な流れになっていることを示すとともに、日本の関与の拡大が中共への警告になっていると指摘
総務省は、サイバーセキュリティ強化を目的として、全国の地方自治体が使用するIT機器について、政府の評価制度で認定された製品のみの調達を義務付ける方針を固めた。事実上、中国製品は調達対象から排除されることになる
政府は4月21日午前の閣議と国家安全保障会議(NSC)で、防衛装備移転三原則と運用指針を改定。これまで厳しく制限してきた殺傷能力を有する装備品についても、一定の条件下で輸出を可能とする方向へと大きく舵を切る
4月21日に行われた高市首相とシェインバウム大統領の電話会談では、中東情勢を受けたエネルギー供給の協力や、豊富な鉱物資源をめぐる経済安全保障の新たな対話枠組みといった重要テーマが話し合われた
中国が東シナ海の日中中間線西側で新たな構造物の設置を開始したことが確認され、日本政府は強い抗議を表明した。東シナ海では排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の境界が未画定のままで、中国が一方的な開発を進めていることについて、日本政府は「極めて遺憾」としている。