画像(左)は容疑者、画像(右)は負傷者。(スクリーンショット)
社会が見逃した“危険なサイン”はあった…

中国で無差別切りつけ事件 大学食堂に乱入した男子学生が他の学生をナイフで切りつけ【動画あり】

中国本土では、無差別殺傷事件が相次いでいた。武漢大学では、卒業論文の審査をめぐり追い詰められたとされる男子学生が、食堂で複数人を切りつけ、自ら命を絶とうとする事件が発生した。中国当局は情報を封鎖しており、被害の詳細は不明のままである。

6月4日午後、中国・武漢大学の食堂で、同校の男子学生が刃物を手に突如乱入し、無差別に学生らを襲撃する事件が発生した。少なくとも3人の学生が首などを負傷し、加害者本人も自らの首を切って自殺を図り、生死は不明だ。

犯行の直前、容疑者の学生はSNS上に「もう何もかも終わりにする、食堂へ行って幸運な観客を何人か切りつけて(死の)道連れにするしかない」「どうしたって解決できない、となると殺すしかない。包丁が一番よく効く」といった犯行を予告する意味深な書き込みを残しており、心の限界に達していた様子が伺えた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。