「骨太の方針」2025閣議決定 経済リスクとコメ政策見直しが柱
政府は6月13日、2025年度の経済財政運営の基本方針、いわゆる「骨太の方針」を閣議決定した。今回の方針では、アメリカの関税措置による経済リスクへの対応や、コメの安定供給に向けた政策の見直しが大きな柱となった。また、賃上げを起点とした成長型経済の実現や、財政健全化の目標時期の見直しも盛り込まれている。
今回の骨太の方針は、石破政権として初めて策定された。アメリカのトランプ政権による関税政策が日本経済に及ぼす影響について、「消費や投資を抑制する恐れがあり、日本経済全体に下振れリスクをもたらす」と指摘。そのため、政府はアメリカ側に政策の見直しを強く求めるとともに、国内産業への影響を考慮して資金繰り支援などの万全の対応を取る方針を示した。
コメ政策については、昨年の不作や価格高騰を受けて、価格の安定化と安定供給の確保が課題となっている。骨太の方針では、政府備蓄米の流通を円滑にすることや、農地の集約化、消費者への情報発信の強化など、総合的な見直しを進めると明記された。これにより、コメの安定供給と価格の安定を両立させることを目指す。
関連記事
レアアースの輸出制限や安価な中国製品の世界市場への流入など中共政府の政策が世界経済に混乱をもたらしている。そうした中、ブリュッセルで日本とEUがハイレベル経済対話を開催。貿易・産業政策や経済安全保障に関する協力を協議した
グラス駐日米大使が、高市政権の外交を「安倍氏の遺産を発展させたもの」と絶賛。提唱から10年を迎えた「自由で開かれたインド太平洋」構想を軸に、日米同盟の深化と中国への抑止力強化が進む現状を解説
米連邦通信委員会(FCC)は30日、全会一致でひとつの提案を前進させる投票を行った。同提案はスマートフォン、カメラ、コンピューターなど米国向け電子機器について、中国の試験機関による検査・認証を全面的に禁止するものである。
高市早苗首相は4月30日夜、自身のX(旧ツイッター)への投稿で、第6回「中東情勢に関する関係閣僚会議」を開催したと報告した。中東情勢の緊迫化に伴う国内のエネルギーや関連物資の供給見通しについて、原油やナフサの代替調達が進んでいるとして、安定供給に自信を示した。
4月30日の外国為替市場で円相場が1ドル=160円台後半へ急落したことを受け、片山さつき財務相は同日、為替介入を含む対応に踏み切る可能性を強く示唆した。