中国発貨物便がイラン方面へ迂回 中東緊迫の中 波紋広がる
中国共産党国有企業が出資するルクセンブルクの航空会社カルゴルクス(Cargolux)社、その運航する貨物便が、中国からルクセンブルクへの定期ルートを外れ、イラン方面へ進路を取ったように見えるとして、SNS上では「北京とテヘランを結ぶ空の橋ではないか」との憶測が広がった。
問題となったのは、カルゴルクス航空インターナショナルによるCV9736便である。6月15日、中国・鄭州を出発し、目的地はルクセンブルクとされていた。しかし、フライト追跡サイト「Flightradar24」のデータによれば、同機はトルクメニスタン上空で突然イラン方向に進路を変更し、トランスポンダ(識別装置)をオフにした後、レーダー上から信号が確認できなくなった。トルクメニスタンはイランと国境を接し、テヘランの親密な同盟国と見なされる国である。
別の追跡サービス「FlightAware」のデータは、同機がルクセンブルクへ向かう前にトルクメンバシ空港に一時着陸した可能性を示し、また「AirNavRadar」でも、同機がトルクメニスタン領空を通過後、追跡不能となったことが記録されていた。
関連記事
トルコ中銀が2週間で60トンの金を放出し、市場に衝撃が走った。イラン戦火によるリラ安を防ぐため、金スワップ等でドルを確保する「火消し」に奔走
イスラエル軍、イラン中部のイラク(Arak)工場を攻撃したと発表
今回の攻撃はフーシ派による戦争への初の直接的な軍事行動であり、米国とイスラエルによるイラン攻撃が続く中、さらなる事態悪化の予兆となっている
1ヶ月前に「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」が開始されて以来、イスラエル軍とヒズボラの間で、イスラエル・レバノン国境沿いの軍事作戦が激化している
イラン議会議長は、米軍が地上侵攻を試みれば部隊を「火だるまにする」と警告した