アムネスティ報告書 カンボジア詐欺拠点で中国系犯罪組織が暗躍 政府は黙認か
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは6月26日、カンボジア国内にある50以上の詐欺拠点で、組織的な奴隷労働や人身売買、児童労働、拷問といった深刻な人権侵害が横行しているとの調査報告書を発表した。報告では、カンボジア政府がこうした犯罪行為を黙認し、中国系犯罪組織と結託している疑いがあると指摘している。
アムネスティのアグネス・カラマール事務総長は、「アジアなどから集まった求職者が高収入の求人に惹かれて渡航し、犯罪組織が運営する詐欺拠点に拘束された。彼らは暴力による脅迫のもと、詐欺行為を強要されている」と述べた。
報告によれば、これらの詐欺拠点の多くはもともとカジノやホテルとして使われていた施設で、カンボジア政府が2019年にオンライン賭博を禁止した後、中国系の犯罪集団によって転用されたという。
関連記事
中国共産党大使の「武力を用いれば簡単に勝てる」との趣旨の発言に、フィリピンのマルコス大統領が「脅しに近い」と不快感を表明。南シナ海を巡る中比の対立が、外交の場でも深まっている。
アルジャジーラの潜入調査で、カンボジアの中国系実業家・鄧丕兵と中国共産党当局の接点が浮上した。鄧は中共軍に広州へ呼ばれ秘密協議を行ったと証言。中国共産党当局がカンボジア政府内部の人物に内通者になるよう持ちかけたとも語った
インドの首都で選挙人名簿改訂をめぐる抗議活動が続いている。野党は改訂が与党に有利だと批判し、最高裁へのデモ行進を計画。10月12日には安全上の理由から地下鉄6駅が閉鎖され、市内の道路でも交通規制が実施
フィリピン軍は、中共が9月に南シナ海の重要な敏感海域に派遣した軍艦と海警船の数が、ほぼ倍増したと明らかにした。先週末には、中共のJ-16戦闘機がフィリピンの哨戒機に危険な接近を行い、フィリピン側の抗議を招いた
中国の俳優・王星が昨年だまされてミャンマー東部ミャワディに連れ去られた事件で、新たな捜査資料が明らかになった。王星は4日間で3回転売され、人身売買組織は学歴やタイピング速度などを基準に被害者を値踏みし、最大20万元で売買していた