ワシントンDCの上からのペンタゴン(米国防総省)(Shutterstock)

米 ウクライナ軍事援助一時停止の背後にあるコルビー氏の中共対抗戦略

アメリカがウクライナへの軍事援助を一時停止した背景には、国防総省の政策責任者エルブリッジ・コルビー氏による対中戦略の転換がある。アメリカの武器庫逼迫や台湾防衛強化、AUKUSなどインド太平洋戦略の見直しは、日本やオーストラリアを含む同盟国への責任分担要求とも直結する。

アメリカ政府内で最近混乱が生じ、ウクライナへの武器援助の一部を一時停止した。この措置の背後には、国防総省の現職最高政策官エルブリッジ・コルビー氏の主張がある。

エルブリッジ・コルビー氏は注目すべき戦略家である。「ウォール・ストリート・ジャーナル」によれば、彼は2025年6月初旬にピート・ヘグセス国防長官に宛てて覚書を提出し、ウクライナ側が求める武器の供与量を詳細に分析した。コルビー氏は、こうした支援が続けば、アメリカの武器在庫が枯渇しかねないと警告した。この覚書に援助停止を明記してはいなかったが、国防総省の意思決定に大きな影響を及ぼした。

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