(左)五輪金メダリストの全紅嬋選手。(右)“全紅嬋の実家の卵”として販売が呼びかけられた動画。ファンは本物と信じ込み注文が殺到した。(合成スクリーンショット)
音声生成技術の悪用 多くのファンが被害に

中国でAI詐欺 五輪金メダリストを偽装して物販

中国では、AIによる音声生成技術を悪用し、有名選手になりすまして商品を売る詐欺が相次いでいる。確認されているだけでも、飛び込み競技の五輪金メダリスト・全紅嬋(ぜん・こうせん)選手や、卓球の孫穎莎(そん・えいさ)選手、王楚欽(おう・そきん)選手の声が利用された。

問題の偽アカウントは、中国版TikTok「抖音(ドウイン)」に複数の動画を投稿。偽の全紅嬋選手が呼びかける動画には、次のような言葉があった――

「みなさんこんにちは、私はあなたたちの“嬋宝(チャンバオ/全紅嬋選手の愛称)”です。今日はちょっとお願いがあります。お母さんを助けて、家の暮らしを少しでも良くしたいと思って、実家の地鶏卵をファンのみなさんに味わっていただきたいんです……」

▶ 続きを読む
関連記事
CCTV春晩が異例の青・黒基調に。例年の赤一色から一転し、SNSで「暗い」と話題。「赤馬紅羊劫」の伝承がささやかれ、1966年の文革を想起させる不穏な演出に注目
中国の新年コンサートで「踏馬迎春」という曲が話題に。馬年の縁起語のはずが、発音は強い罵り言葉とほぼ同じ。祝福か皮肉か。ネットでは「本音のガス抜き」との声も
中国の旧正月特番が炎上。「4時間笑えなかった」との声に加え、批判コメントが表示されない疑惑も拡大
中共は輸入関税の全面免除を通じて対アフリカ経済関係の拡大を打ち出しているが、専門家からは、経済支援の側面だけでなく外交・政治戦略としての狙いを指摘する声も上がっている
米テキサス州のケン・パクストン司法長官は17日、ネットワーク機器メーカー「ティーピーリンク」を提訴したと発表した。訴状では、同社が製品の販売にあたり誤解を招く宣伝を行ったほか、中国共産党が米国の消費者の所有する家庭内機器にアクセス可能になると指摘