米ノースカロライナ州で進行中のTikTokに対する訴訟で、同社内部の会議映像が公開され、波紋を呼んでいる(Ezra Acayan/Getty Images)

米TikTok訴訟で内部映像公開 アルゴリズムの中毒性に社員が懸念

米ノースカロライナ州で進行中のTikTokに対する訴訟で、同社内部の会議映像が公開され、波紋を呼んでいる。この映像には、現職および元社員がTikTokのアルゴリズムが青少年の心身に悪影響を及ぼす可能性を懸念する発言が収められており、TikTokが「若者にとって安全なプラットフォーム」と主張してきた公式見解と矛盾する内容となっている。

CNNが8月21日に報じたところによると、ノースカロライナ州のジョシュ・スタイン前司法長官は昨年、複数の州と共同でTikTokを提訴。訴状では、TikTokが未成年者の中毒性を意図的に高める設計を行い、利用者や保護者に安全性を誤認させる「不公平かつ欺瞞的な商業行為」をしていると非難している。

8月19日、同州高等裁判所のアダム・コンラッド判事は、TikTokが求めた訴状と映像の非公開化の申し立てを却下し、公開を認めた。公開された映像は、複数の社内会議をまとめたもので、社員が青少年の利用に関する安全性を議論する様子が含まれている。

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