新たなオミクロン変異株は感染力がより強く、繰り返し感染することで認知力や記憶力に悪影響を及ぼす可能性があります(Shutterstock)

オミクロン変異株が再流行 繰り返す感染で知力低下のリスクも

オミクロン変異株による感染が再び広がっています。大きな遺伝子変異はないものの、感染力が非常に強く、免疫から逃れる性質も顕著なため、すでに感染した人や最近感染した人でも再感染する可能性があります。そして、この「繰り返しの感染」が認知機能や記憶力の低下を引き起こす恐れがあるのです。

台湾の新光医院・健康管理部の医療副主任・柳朋馳氏は、最近放送された『健康1+1』という番組で、新しいオミクロン変異株の特徴や重症化の兆候、さらに12週間以上続く「長期的な後遺症」が脳に与える潜在的影響について解説しました。番組では、一般の方がどのように症状を見極め、早めに受診すべきかについても呼びかけられました。

柳氏によると、今回の感染では、これまでのCOVID-19株とは異なる以下の特徴が見られます。

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