金塊(Oleksiy Mark/Shutterstock)

金価格 初の1万8千円超え 背景に利下げ観測と中東情勢

9月1日午後2時、田中貴金属工業は店頭販売価格を1グラムあたり 1万8123円 に更新した。店頭買取価格は 1万7932円 である。国内小売価格として初めて1万8千円の大台を突破した。過去最高値を更新した。

金価格急騰の要因は複合的だ。まず、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が強まっていることが大きい。金は利息を生まない資産だが利下げにより、投資魅力が高まり、需要が急増している。また、中東情勢の緊迫化に伴う地政学的リスクの増大が、「安全資産」としての金の価値を一層押し上げている。金は経済や政治的不安定時に価値保存の手段として選好される傾向が強い。

金はインフレ対策や資産保全の有力な手段とされ、特に現在の経済環境下で需要のさらなる拡大が予想される。一方、宝飾品業界や工業用途での金需要には、価格高騰による影響が及ぶ可能性も指摘されている。

▶ 続きを読む
関連記事
デジタル教科書を法的な「教科書」として位置づける改正法が成立した。2030年度以降、動画や音声を紙と組み合わせる教材の導入が見込まれる。課題は端末環境と効果的な授業活用だ
AIは人間の思考をどこまで代替できるのか。実はこの問いに通じる問題を、プラトンは2千年前、「文字」をめぐって考えていた。技術が進歩するほど、人間に残すべきものは何なのか。AI時代をプラトンから考える
2026年1~8月に判明した米作農業の休廃業・解散と倒産は計32件となった。2025年度は米価上昇を背景に増益や黒字となる事業者が増えた一方、生産現場からの撤退は高水準で推移している。
テスラがCybercab向けに希土類を使用しない新型モーターを発表した。中国に加工・精製が集中する希土類の供給網をめぐる懸念が高まるなか、EV業界への影響が注目されている
カンボジアでの臓器移植を有償であっせんしたとされる事件で、警視庁は9月4日、移植希望者の検査や紹介状の作成を通じてあっせんを手助けしたとして、大阪府豊中市に住む男性医師を臓器移植法違反の疑いで書類送検した。医師は患者から検査料を受け取ったほか、あっせんしたとされる元NPO法人理事から計約300万円を受領していたという。複数のメディアが報じた。