米軍が日本に「タイフォン」配備 中国・北京も射程範囲内に
9月11~25日、日米両国は過去最大規模となる合同軍事演習を実施し、約2万人の兵士が参加した。15日には、米軍が初めて日本に中距離ミサイルシステム「タイフォン」を配備した。このシステムはトマホーク巡航ミサイルを搭載可能であり、その射程は台湾海峡全域をカバーし、さらに北京にまで届く。分析によると、これはアメリカが中国共産党(中共)を軍事力で抑止するための動きだと指摘されている。
今回の合同演習は「レゾリュート・ドラゴン」と名付けられ、9月11~25日、アメリカ海兵隊と陸上自衛隊が日本本土、沖縄、硫黄島など各地で2週間にわたり実動形式で行った。参加人数は昨年の2倍にのぼり、過去最大規模となった。
この演習で最も注目を集めたのは、米軍が山口県の岩国基地に初めて配備した中距離ミサイルシステム「タイフォン」だ。このシステムは状況に応じてさまざまな種類のミサイルを搭載することができ、例えば射程200キロのSM-6や、射程2500キロのトマホーク巡航ミサイルなどがある。日本に配備することで、台湾海峡全域はもとより北京やそれ以遠の地域も射程に入る。
関連記事
宏福苑火災の発生後、警報システムや工事監督の在り方を問う声が強まっている。しかし、独立調査を求めた学生の拘束や大学内掲示の封鎖など、市民社会の活動に対する制限も目立ち始めた。火災対応を通じて、香港の統治や言論環境に変化が見られる
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
米下院が社会主義体制の弊害を非難する中、中国共産党からの離脱「三退」は4億5500万人を突破。宗教弾圧や権力集中への国際的懸念が強まる一方、中国社会では静かな体制離れが広がっている