「転落事故」では終われない——。
中国人俳優・于朦朧の死 共産党政権を揺るがす「国境を越えた署名運動」
中国の俳優・于朦朧(アラン・ユー、37歳)が9月11日(9月9日前後という説もある)に転落死(転落死でない可能性も)してから半月。
疑問だらけの中、警察は1日足らずで「酒に酔った末の転落事故」と断定し、刑事事件の可能性を即座に排除した。だが細部はいっさい公表されず、社会からの質問にも応じず、当局は徹底した言論封殺に動いたことで、むしろ「背後に巨大な闇があるのではないか」という疑念が一層高まっている。
相次いでネットに公開された現場住民の撮影映像には、于本人のものと考えられる悲鳴や胸を引き裂くような叫び声、そして廊下で複数の人物に無理やり引きずられる姿が記録されていた。「生前に権力者から性的被害を受け、拷問を受けていた」との証言に加え、「高額な口止め料が支払われた」と目撃者ら現場住民が証言しており、事故とするには不自然すぎる状況が次々と浮かび上がり、世論は間違いなく「殺人」だと断じている。
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