もし社会主義者が本当に「社会主義」を理解していたら
米ニューヨーク市では最近、大きな動きが見られた。予備選では「民主社会主義者」を自評するゾーラン・マムダニ氏が市長候補として台頭し、バーニー・サンダース氏やアレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏も全米で積極的に活動している。さらに、オカシオ=コルテス氏が2028年の民主党大統領候補になる可能性は、わずか1週間で倍増した。
こうした動きは、社会主義的レトリックが米国政治で勢いを増していることを示している。ピュー・リサーチ・センターの調査でも、18〜29歳の約36%が社会主義を肯定的に捉えており、社会主義の理念や実態について正確な理解を促す教育の重要性が高まっている。
20世紀で最も影響力のあった経済学者・政治哲学者の一人でありノーベル賞受賞者でもあるフリードリヒ・ハイエクはかつて「もし社会主義者が経済学を理解していたら、彼らは社会主義者ではないだろう」と述べた。その見識を踏まえれば、「もし社会主義者が社会主義を理解していたら、彼らは社会主義者ではないだろう」と付け加えたい。
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
世界保健機関(WHO)のパンデミック対策の目玉として鳴り物入りで進められてきた「パンデミック協定」の最終合意が、またも合意不達のまま延期となった。この事は何を意味するのか
日本の象徴である富士山の山頂で、中国人観光客が突然、中国国旗を振りかざした。これに対してアメリカ海兵隊員と推測される人物が日本国旗を振り返した事がXで議論を読んでいる。この出来事から現代中国人の言動に大きな影響を与えている中国共産党文化の毒素が現れている
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説
ホルムズ海峡の混乱により、世界の注目は紅海の入り口「バブ・エル・マンデブ海峡」へ。ジブチで隣接する米中両軍の基地を比較し、輸送ルートの支配権を巡る現状を解説。米国の圧倒的優位と中国の弱点を解き明かす