日本の法輪功学習者 都内で修煉体験交流会を開催 心身の変化語る
10月13日、東京都内で修煉体験交流会が開催され、日本全国から集まった数百人の法輪功学習者が参加した。
日本法輪大法学会が主催した「2025年法輪大法修煉体験交流会」には、北海道から九州まで多くの法輪功学習者が参加。日本各地から集まった中国、ベトナム、そして日本の学習者21人が登壇し、それぞれが法輪大法との出会いを通して心身に起きた変化や修煉の体験を語った。
法輪功は法輪大法ともよばれ、宇宙の最高特性「真善忍」を重んじる修煉法である。李洪志氏によって1992年から中国で伝え出されると、その著しい病気治癒と道徳向上の効果により国民各層で人気を博し、1999年頃には中国だけで1億人近い学習者がいたと推計されている。 法輪功は今や114の国と地域に広まり、李洪志氏の主な著作『轉法輪』は40以上の言語に翻訳されている。
法輪功は、いわゆる宗教的な教団組織とは異なり、入会制度や会費も存在せず、法輪功学習者たちは各地で自主的に集まり、ともに功法を学び、「真善忍」の実践に励んでいる。
法輪功学習者の姿勢に感動
美容室を営む牛島久徳さんは、公園に集まって煉功を行う前の法輪功学習者の姿勢に心を打たれたという。
「学習者の皆さんが公園のごみ拾いをされている姿に深く感動し、私もごみ袋とトングを持参して煉功前の清掃活動に加わるようになった」と語った。
また「清らかに整えられた公園で心静かに煉功を始める。その一連の流れが、私にとって修煉の尊さをより深く感じさせてくれた」と振り返った。
慈悲をもって人に接する
日本人学習者の勅使河原英莉さんは、初めて法輪功創始者の主著『轉法輪』を読んだときに、その道徳的な道理を感じて自然に涙がこぼれたという。
勅使河原さんは、仕事の中で特定の人物の言動に違和感をもっていたものの、法輪功の創始者・李洪志氏が教える慈悲をもって相手を観ようと意識し、自分の不善を改善したことで、次第に穏やかな心境に変わっていったと語る。
自身の不満を捨てる
メディア関係の仕事に携わる中国出身の朱さんは、メディア業の中での自身の修煉について語った。
同僚の細かいミスなどについて不満を抱いていたが、朱さんは「自分に対してより丁寧さと専門性を求め、不満やいい加減さ、焦りといった心を取り除くよう努力している」と語った。
交流会参加者「とても感動した」
清光由美さんは「皆さんの体験が胸に響いた。『自分のためでなく、周りのために』という姿勢に深く感銘を受けた」と感想を語る。
矢野岳人さんも、「他人を責めず、自分を省みて変わっていく。その姿勢に強く惹かれた」と話し、「そうして周囲を良い方向へ導く生き方は本当に美しい」と続けた。
ベトナム出身のイエンさんは、発表を聞くうちに決意を新たにした。「これからは『真・善・忍』の理念を、日常の中で実践していきたい。どんな出来事があっても、まず自分を見つめ直し、心を鍛えていきたい」と穏やかに語った。
初めて日本の交流会に参加した王倩さんは「会場全体が厳かで、皆さんの真摯な姿勢に感動した」と表情をほころばせた。
また、平岡啓太さんは「人と接する際の『心の持ち方』がとても参考になった。ぜひ自分の生活にも生かしたい」と述べた。
修煉交流会の前日には、東京・代々木公園で法輪功学習者300人が集団で煉功を行った。
代々木公園を訪れたドミニク・マーフィーさんは、煉功をしている法輪功学習者の様子について「興味深い。多くの人が静かで、落ち着いていて、平和的で、リラックスしている」と語った。