脳を守り、認知症を防ぐ――血圧コントロールが鍵
中年期の物忘れは、しばしばストレスや加齢のせいと考えられがちです。しかし研究によると、「血圧」は脳の健康状態を示す最も明確な指標の一つであることがわかっています。
2017年以降、初めて大きく改定されたアメリカの高血圧ガイドラインでは、アメリカ心臓協会(AHA)とアメリカ心臓病学会(ACC)が、医師に対して「軽度の血圧上昇の段階から早期介入を行うように」と呼びかけました。その理由は、血圧の上昇が心臓だけでなく脳の健康にも重大な影響を与えるからです。
シカゴ大学神経内科部長のシャイアム・プラバカラン医師は、エポックタイムズの取材に対し次のように語っています。「高血圧は、脳卒中や脳の合併症において最もコントロール可能なリスク因子です。脳の細胞は再生できません。ダメージは数十年前から蓄積していることもあります。だからこそ、脳の健康をガイドラインの中心に据えることが非常に重要なのです」
関連記事
週に一度の料理が、脳と体を同時に刺激し、認知症リスクの低下につながる可能性があります。家庭料理の意外な力とは。
「孫の相手は体力勝負…」と感じる祖父母は多いかもしれません。しかし近年の研究では、孫との関わりが、脳の健康や認知機能の維持によい影響を与える可能性があることが分かってきました。
「普段は健康的に食べているから大丈夫」――そう思っていても安心できないかもしれません。最新研究で、身近な超加工食品が注意力や脳の健康に静かに影響する可能性が明らかになりました。
肺炎や副鼻腔炎の原因として知られる身近な細菌が、アルツハイマー病と関係しているかもしれません。最新研究が明らかにした「感染」と脳の意外なつながり、そして新たな治療の可能性に迫ります。
親切な行動は、相手のためだけではないかもしれません。研究が示した「人助け」と脳の健康の関係を紹介します。