秦剛は外交部長の職を解任されたが、国務委員の地位はまだ保有している。彼の最終的にどうなるのか、いつ再び公に姿を現すのか、これらの疑問は中共内部の権力闘争や政治の方向性と密接に関連しているという (Photo by HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

失踪2年 元中共外交部長秦剛が異例の姿を見せる 重大な動きの兆しか

2年以上消息が途絶えていた中国共産党(中共)の前国務委員で、元外交部長の秦剛がこのほど突然姿を現し、複数の人物と記念写真を撮っていたことが明らかになった。これは重大な変化の前触れを示しているのではとの分析が相次いでいる。

10月20日、SNS上で流出した動画には、秦剛が濃い色のスーツに赤いネクタイを着用し、人と並んで撮影する姿が映っていた。体型は以前より明らかにふくよかになっており、第28回北京国際音楽祭に出席したとみられている。

秦剛は2年以上にわたり消息不明となっており、その行方は内外で注目され続けていた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党の習近平がこのところ、元総書記の江沢民を異例ともいえる形で称賛している。専門家は、その背景には、共産党大会の次回開催を前にした習近平の権力維持に向けた思惑があると分析している。
中国の元首相・朱鎔基への献花は管理され、ネット投稿も制限か。当局は、追悼が政府への不満に広がることを恐れている
中共の治安・司法部門で過去の事件をさかのぼる大規模調査が進んでいる。権力と金銭をめぐる癒着や軽い量刑を再調査し、海外移住者には国内の家族を通じて帰国を求める動きも出ている
江沢民の生誕100年大会が北京で開催。温家宝や王岐山らが出席する一方、胡錦濤は姿を見せず。かつての党指導部の出欠が、習近平体制下の「政治の風向き」を映すとして注目されている
中国の元首相・朱鎔基の告別式が18日、北京で開かれる。注目は胡錦濤ら長老の出席だ。中共指導部の「異変」を読み解く上でも重要な場となる。