金と銀の価格が急騰している(shutterstock)

金銀の暴騰が告げる不換紙幣の危機

私たちが今目にしている金と銀の動きは、1970年代後半以来見られなかったものだ。これは、実績ある本物の金属を信じて保有してきた投資家や保有者にとって、まさに驚異的な出来事だ。実物への信頼を保ち続けてきた人々は、いま報われている。それ以外の人々にとっては、これから起こり得る事態を示す不気味な兆候となっている。

何千年もの間、金と銀は人類が最も価値を置いてきた物質である。だからこそ、これらは貨幣、つまり他の商品を購入するために獲得する財となった。貨幣とは、ほかの財を購入するために人々が取得する財であり、それが貨幣となるのは、市場がその財を選択するからである。すなわち、それは最も市場性の高い商品なのだ。

金と銀は、品質が均一で、重量あたりの価値が高く、耐久性があり、分割しやすいため、近代以降の多くの国家で自然に貨幣として採用された歴史を持つ。

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