国家情報局創設へ首相指示 情報司令塔の体制強化進む
高市早苗首相は10月23日、木原稔官房長官に対し、政府のインテリジェンス機能を統括する「国家情報局」の創設に向けた検討を指示した。政府は、省庁横断的に情報を集約・分析する体制を整え、安全保障や経済安全保障を含む国益保護を強化する狙いを持つ。
構想は、自民党と日本維新の会の連立政権合意に基づき、現行の内閣情報調査室(内調)を格上げし、国家情報局として設置することが軸となっている。新設局は国家安全保障局(NSS)と同格の権限を持つとされる。長官ポストには「国家情報局長」が新設され、首相直轄のポストとして官邸主導の情報運営を行う。
また令和9年度末までに独立した対外情報庁(仮称)や情報要員養成機関を創設。令和7年にスパイ防止関連法制定(外国代理人登録法など)の検討を開始し、速やかな成立を目指すとされる。
関連記事
高市早苗首相は4月6日の参院予算委員会で、中東情勢の緊迫化を受け、イランとの首脳会談を水面下で調整中であることを明らかにした
高市総理が自身のSNSで、ナフサ供給不足を懸念する一部報道を「事実誤認」と否定。国内精製の継続や中東以外からの代替輸入の倍増により、十分な在庫が確保されており安定供給が可能だと説明した
高市早苗政権は、連立パートナーである日本維新の会および日本保守党からの圧力に直面する中、1950年代以降で最も厳格とされる移民政策改革を進めている。改革は、永住権の審査基準を全面的に引き締める内容となる
高市首相は4日、緊迫する中東情勢に伴う重要物資の安定確保に向けた内閣の取り組みについて詳細をXに投稿した。原油や石油製品については、日本全体として必要となる量をすでに確保していると強調し、国民や事業者に冷静な対応を呼びかけた。
赤沢亮正経済産業大臣は、イラン情勢に伴うエネルギー供給不足の懸念に対し、「原油やナフサについて、備蓄の放出や代替調達を通じて、日本全体として必要となる量は確保できている」との認識を示した