研究によると、白髪は人間の体ががんに対して持つ天然の防御メカニズムであるといいます。写真は白髪を確認する女性。(Shutterstock)

白髪は“がん予防”のサイン? 東大研究が示す体の防御メカニズム

年齢を重ねるにつれて、多くの人は少なからず白髪が生えてきます。これは避けられない老化現象の一部のように思われます。多くの人にとって白髪はあまり歓迎されないものですが、健康の観点から見ると、実は悪いことではありません。研究によると、白髪は人間の体ががんに対して持つ天然の防御機能を反映している可能性があるのです。

この研究は日本の東京大学で行われたもので、研究者たちは毛包幹細胞がDNA損傷にどのように対応するかを調べ、白髪とメラノーマ(皮膚がんの一種)との驚くべき関連性を明らかにしました。

同大学が10月20日に発表したニュースリリースによると、髪が白くなることとメラノーマは一見まったく関係がないように思われますが、実際にはどちらも色素を作り出す毛包幹細胞がDNA損傷にどのように反応するかに起因している可能性があるといいます。

▶ 続きを読む
関連記事
髪がパサつく、切れる、抜けやすい……その悩み、実は“毎日の習慣”が原因かもしれません。専門家が指摘する「よくある5つのヘアケアの間違い」と、その改善法をわかりやすくまとめました。
食べるだけで肌がふっくら・ツヤめく? アーモンド、サーモン、イチゴなど、美肌を育てる8つの食材を科学的根拠とともに紹介。今日の食事からすぐ実践できる“内側美容”のヒントです。
台湾の中医師・周宗翰氏が、健康長寿のために実践している3つのアンチエイジング習慣を紹介。睡眠・食事・血流の3方向から老化を防ぐ秘訣を、中医学と最新研究の両面から解説します。
肌トラブルの根本原因は体の内側にあります。菊花やハイビスカス、白キクラゲなどの天然素材を取り入れることで、血流と代謝を整え、シミを防いで透明感ある肌へ導く方法が注目されています。