ゼネラル・モーターズ(GM)が部品メーカーに対し、サプライチェーンを中国から移転するよう指示したと報じられている。(写真:上海ゼネラル・モーターズ/資料=Liu Jin/AFP via Getty Images)

GM サプライヤーに中国製部品排除指示 サプライチェーン再編へ

米ゼネラル・モーターズ(GM)が部品メーカーに中国製の部品排除を指示。各サプライヤーに調達先の多様化を求め、サプライチェーン再編と脱中国を加速させている。

事情に詳しい4人の関係者によると、GMは数千社に及ぶサプライヤーに対し、サプライチェーンから中国製部品を排除するよう指示したという。これは地政学的緊張の高まりの中で、同社が「中国製」への依存脱却を加速させていることを示す動きである。

関係者がロイター通信に明らかにしたところでは、GMの経営幹部は原材料や部品について中国以外で代替調達先を確保するようサプライヤーに求めている。最終的な目標は、中国からの依存を完全に解消し、サプライチェーンを段階的に移管することであるという。複数の情報筋によれば、GMは一部のサプライヤーに対し、2027年までに中国との調達関係を終了するよう期限を設定している。

▶ 続きを読む
関連記事
米政府監査院(GAO)の分析で、オバマケア補助金に社会保障番号の不正利用や死亡者の名義悪用が多数確認され、数十億ドル規模の損失が生じている可能性が明らかになった
米テキサス州で女性のプライバシー法が施行。生物学的男性の女性用トイレ利用禁止や、州施設における性別区分義務付けなど、公的空間の安全確保を強化。
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供