2012年 中国の国会にあたる全国人民代表大会に出席した釈永信。(Feng Li/Getty Images)
なぜ今になって逮捕なのか――

中国「少林寺」の元住職・釈永信が正式に逮捕

中国武術「少林拳」の総本山として世界的に知られ、中国国内でも屈指の名声を誇る少林寺。その元住職である釈永信が、11月16日、資金横領や資金流用、収賄の疑いで逮捕された。

釈永信(しゃく・えいしん/俗名 劉応成)は、少林寺の商業化を推し進めて大きな利益を生み出し、「少林CEO」と呼ばれるほどの影響力を持っていた人物である。

今年7月には、寺の資金を私的に流用した疑いに加え、複数の女性との不適切な関係が明らかになり、僧侶としての資格はすでに取り消されていた。

▶ 続きを読む
関連記事
「行政はみんな知っていた」。中国でまた「現代の奴隷」のような実態が発覚。身元不明の障害者は、廃品回収場で長年働き、トラックの荷台で暮らしていた
中国で「バス離れ」が加速。利用者は激減で、各地で運休が相次ぐ。今では人も荷物も運ぶ
中共の官製メディアが毛沢東時代の「三大改造」を相次いで称賛。専門家は、経済低迷に直面する中共が新たな「公私合営」を画策し、民営企業への強権的な締め付けや資産収奪、さらには台湾有事を見据えた戦争準備のシグナルを発していると警告
17年間教壇に立つ中国の高校教師が「子供たちの目から光が消えた」と涙で訴えた
中国で6歳で視力を失った少年が障害者向け大学入試で全国1位に。13年後に実らせた努力が、多くの人に希望を届けている