中国経済が減速 若者世代が「寝そべり」「非婚化」
中国経済の悪化が続く中、多くの若者が失業や低賃金に苦しみ、親の援助に頼って生活している。90年代生まれや2000年代生まれを中心に「寝そべり(積極的に努力せず、現状に満足する生き方)」や結婚・出産を望まない若者が急増している。専門家は、こうした傾向が中国の人口減少を急激に加速させ、労働力不足を引き起こし、最終的には社会不安につながる恐れがあると分析している。
中共の民政部が発表したデータによると、2024年の結婚登記件数は610.6万組で、前年同期比20.5%の減少となった。
現在、中国では少なくとも29の省が結婚休暇を延長しており、各地で現金や物品による奨励策を相次いで導入している。その中でも広州の南嶺村では、結婚・出産奨励金が最大で20万元(約400万円)に達している。
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