(Shutterstock)

ココアを毎日少し——炎症・心臓・体重ケアにうれしい効果

チョコレートは好きですか? ココアはその原料としてよく知られていますが、実はそれだけではありません。かつては「神の食べ物」と呼ばれ、金と同じくらい貴重とされていた神秘的な食材でした。古代南米では、マヤ文明やアステカ文明の人々がココアを贈り物や通貨、さらには薬として用いていました。ココアを粉末にしてスパイス(唐辛子やバニラなど)を加えた飲み物にし、気分を高めたり、体力をつけたり、病気を予防する目的で飲まれていたのです。

ココアがヨーロッパに伝わった初期には、特に貴族や王族の間で大変な人気を博しました。当時はココアが非常に希少で運搬も困難だったため、1杯のホットココアはまさに贅沢な楽しみとされていたのです。小さなカカオ豆には、文化、富、そして健康の秘密が詰まっていて、多くの人々が競って手に入れようとしていました。

 

ココアは気分をよくしてくれる甘い食べ物というだけでなく、実は自然の「スーパーフード」でもあります。体の内側から外側までサポートしてくれる、抗炎症作用や抗酸化作用、気分の向上、代謝の促進といった多彩な効果があります。ココアに含まれる成分には、フラバノール、ポリフェノール、マグネシウム、鉄分、カリウム、カフェイン、フェネチルアミン(PEA)などがあり、これらはどれも私たちの健康に良い影響を与えるものばかりです。

▶ 続きを読む
関連記事
風邪やインフルエンザが気になる季節。身近なニンニクや蜂蜜、唐辛子には、体の健康を支えるさまざまな働きがあります。食材の特徴と、今から始めたい生活習慣を紹介します
CPAPが使えない睡眠時無呼吸症候群に「舌下神経刺激(気道のペースメーカー)」という選択肢?あご下に埋め込んだ装置が電気パルスで舌を動かし、気道閉塞を防ぐ革新的治療を解説。適用条件や手術の流れ、減量や筋トレを組み合わせた個別の克服法に迫ります。
コーヒーは眠気を覚ますだけではありません。腸内細菌を育む、薬の効き目を変える、鉄の吸収を妨げる。知っておきたいコーヒーの体への影響を、栄養学の専門家がわかりやすく解説します
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます