2025年12月6日、名古屋で開催されたISUグランプリフィギュアスケートファイナルのシニア女子表彰式後、金メダリストのアメリカ代表アリサ・リュウがメダルを手にポーズをとる。(写真提供:PAUL MILLER / AFP via Getty Images)

フィギュア女王アリサ・リュウ 栄光の裏で中共スパイの魔の手はたち

世界フィギュアスケート・グランプリファイナルは12月6日、名古屋で幕を閉じた。女子シングルでは、米国の中国系選手アリサ・リュウさんが、流れるような美しいフリースケーティングを披露し、会場を圧倒した。最終得点は222.49点で、見事に金メダルを獲得した。この20歳の天才スケーターは、一躍大きな注目を集めた。

多くの人々を驚かせたのは、アリサ・リュウさんの父親・劉俊氏が、1989年の天安門事件後に中国から米国へ亡命した元民主化運動のリーダーの一人だったことである。これは娘のスポーツキャリアにも思わぬ影響が及ぶことになった。

12月6日のグランプリファイナルで、ドナ・サマーの曲「マッカーサー・パーク」に合わせて演じたアリサ・リュウさんのフリースケーティングは、彼女の持つ最高の実力を発揮した演技となった。7回の3回転ジャンプをすべて成功させ、全体の構成も流麗そのものだった。総合得点は222.49点を記録し、堂々の優勝を果たした。

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