2025年12月11日早朝、ノーベル平和賞受賞者マリア・コリナ・マチャド(Maria Corina Machado)氏は、ノルウェー・オスロのグランドホテルのバルコニーから支持者に手を振り、姿を見せた。このベネズエラの野党指導者は、娘が代わりに賞を受け取った数時間後、オスロに到着した。(Odd Andersen/AFP via Getty Images)

変装脱出劇でノーベル賞受賞 軍検問10か所突破 漁船でカリブ海渡り マチャド氏オスロ到着

ベネズエラ野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が変装で軍検問10か所突破、漁船でカリブ海を渡りノルウェーへ。娘代理受賞後自ら到着、トランプ政権支援を認めノーベル平和賞2025を「国民と米大統領に捧ぐ」。マドゥロ独裁からの劇的脱出劇を追う。

2025年のノーベル平和賞授賞式は12月10日に行われた。しかし、受賞者のマリア・コリナ・マチャド氏は当初、式典に間に合わなかった。だが、このベネズエラの反体制派指導者は、命懸けの脱出劇の末、10日深夜にノルウェーのオスロに到着し、独裁体制に立ち向かった成果として得た栄誉を自ら受け取ったのである。

彼女の公の場への登場は、今年1月以来初めてだった。マチャド氏はマドゥロ政権による逮捕を避けるため、約1年間にわたり国内で身を潜めていた。

▶ 続きを読む
関連記事
カナダ政府は、外国政府などの依頼を受けて政治や政府の意思決定に影響を及ぼす活動について、登録を義務付ける制度を8月4日に施行する。中共政権による外国干渉への警戒が背景にある
1千万人が暮らすキューバで再び全国規模の大停電。2024年末以降、これで8回目となる深刻な電力危機。米政府や専門家は「制裁だけが原因ではない」と指摘。老朽インフラの放置や、共産党体制下で続いた腐敗・管理不全こそが危機の根底にあると分析している
中国の港でパナマ船籍船舶の検査や出港停止が急増している。パナマ政府は代表団を中国に派遣し、海上輸送協定の更新や港湾国監督をめぐる問題について協議する
ペルー国家選挙委員会は7月3日、保守派候補のケイコ・フジモリ氏が大統領選に勝利したと正式に発表した。これにより、ラテンアメリカの右傾化傾向は一段と強まり、米国の協力陣営も拡大することになる
ペルー大統領選で保守派のケイコ・フジモリ氏が僅差で勝利。この結果は、アルゼンチンのミレイ大統領誕生など中南米全域で加速する「右傾化(保守の波)」を象徴しており、地域の政治潮流の転換点を描いている