2025年10月9日、カリフォルニア州コベロ郊外でマリファナ(大麻)を栽培する農家 John Fredricks/The Epoch Times

医療用大麻の効果「科学的根拠は乏しい」 120超の研究を総合分析

120件を超える研究を対象とした新たなレビュー(過去の研究を総合的に分析した論文)により、不眠症を含むさまざまな疾患に対して、医療用大麻の使用を支持する確かな証拠はほとんどないことが結論づけられた。

アメリカ食品医薬品局(FDA)は、大麻から抽出される化学成分であるカンナビノイドについて、抗がん剤治療に伴って起こる吐き気や嘔吐、てんかん発作など、限られた症状に対して承認している。一方で、食欲不振や不眠症、慢性的な痛みなどの症状を抱える患者の中には、FDAの承認対象外で医師から処方されたり、州法で認められた制度を通じて入手したりした医療用大麻やカンナビノイドを使用している人も少なくない。

しかし、2010年1月から9月までに公表された関連研究を精査した結果、多くの疾患について、医療用大麻の有効性を裏付ける「十分な科学的根拠は確認できなかった」と、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの研究者らは結論づけた。この論文は、11月26日付で米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association)に掲載された。

▶ 続きを読む
関連記事
AIの利用が広がる中、子どもの学びで問われているのは不正行為だけではない。便利な道具に頼る前に、思考力や忍耐力、試行錯誤する力をどう育てるかを考える
経産省などが進める生成AIプロジェクトにおいて視覚だけでなく触覚も扱える次世代AIロボットの開発基盤を整える取り組みが採択された。川崎重工業、ファナック、安川電機という日本を代表するロボットメーカー3社が協力。ロボット業界が一体となって、共通の技術基盤づくりに向けて手を組む
AIは仕事を速くし、生産性を高める技術として注目されている。しかし、現場ではAIの出力を修正・確認する作業が新たな負担になっているとの声も出ている
米英など5か国の情報機関で構成されるファイブアイズ関連組織は、フロンティアAIモデルが数か月以内に政府や企業のサイバー防御を突破する恐れがあると警告
トランプ大統領は、米AI大手アンソロピックを国家安全保障上の脅威とみなす見解を撤回した