参院議員会館で『国家の臓器』上映 中共の臓器収奪問題に有識者が警鐘
12月10日の夜、ドキュメンタリー映画『国家の臓器(State Organs)』が参議院議員会館で上映され、中国共産党(中共)による臓器収奪問題に関心を寄せる有識者らが出席した。上映後、観客たちは「臓器収奪の実態は想像をはるかに超えており、衝撃を受けた」と語った。
ドキュメンタリー映画『国家の臓器』は、数多くの取材と一次資料をもとに、中共が法輪功学習者から生体のまま臓器を摘出している実態を明らかにした作品だ。日本での公開以降、同映画は多くの国会議員の注目を集めている。
早くも2006年にカナダの人権派弁護士デービッド・マタス氏と同国の元国務大臣デービッド・キルガー氏が来日し、講演を行って以来、日本の国会などでも同問題への関心が高まってきた。石橋林太郎衆院議員や山田宏参院議員らは、外務省に対し調査を要請するなど、継続的に取り組んできた。また、10日に行われた上映会には、北村晴男参院議員が来場した。
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