(Shutterstock)

上はのぼせて下は冷える人に この季節の五臓バランスを整える韓国式ビビンバ

中医学は、陰陽五行を中心に据えた医学体系です。木・火・土・金・水の五つの要素は、自然界の運行原理であると同時に、人の体における五臓六腑の働きにも対応しています。五行のバランスが保たれていれば臓腑は安定し、どれかが偏れば体の働きも乱れていきます。

そのため中医学では、自然界の気候変化や五行エネルギーの盛衰をとても重視します。『黄帝内経』には「天地の気と人の気は呼応する」とあり、天の巡りに逆らわずに生きれば、病は少なく穏やかに過ごせると説かれています。古人が干支による紀年法を用いたのも、毎年の天地の五行の偏りを読み取り、それを養生や治療に生かすためだったのです。

 

『黄帝内経』の五運六気の理論によれば、乙巳年は一年を通して、自然界の「金の気」が不足し、「木の気」が過剰になりやすい年とされます。

▶ 続きを読む
関連記事
辛いもののとりすぎは、胃腸への刺激が積み重なり、消化や吸収の働きに影響することがあります。中医学の視点から、腸の機能低下と女性の体調変化との関係を考えます。
歯みがきをしても消えない口臭、その原因は体の内側にあるかもしれません。中医学が考える「胃熱」との関係や、家庭でできる簡単な食事改善法をわかりやすく紹介します。
春の強い風は体内のバランスを乱し、震えやめまい、不眠などを引き起こしやすくなります。日常の食事で肝と体調を整える、やさしい食養生を紹介します。
シミは単なる加齢や紫外線だけでなく、体内バランスの乱れのサインとも考えられます。冷たい飲食や血流低下が影響し、食養生によって内側から整えることが重要です。
春は肝の働きが高まり、血糖が乱れやすい季節。鮭と大根、春菊、柿の葉茶を取り入れ、体の熱をしずめ、うるおいと脾胃の働きを補いながら、自然な血糖管理を助けます。