ドナルド・トランプ大統領が2026年1月3日にシェアした写真に写っているベネズエラの指導者ニコラス・マドゥロ氏。2026年1月3日、米空母イオー・ジマに乗艦するマドゥロ氏を写していると思われる(The White House)
政治と無縁の歌が突然「危険」になる国

「可惜不是你(あなたでないのが惜しい)」 マドゥロ氏拘束で流行歌に託された書けない本音

南米ベネズエラの独裁的な大統領、ニコラス・マドゥロ氏が拘束されたとの報が伝わると、中国のネット空間では思わぬ反応が広がった。中国も独裁体制の国であるため、利用者の多くはこのニュースを、すぐに「別の独裁者」と重ね合わせた。最高指導者を名指しで批判できない中国では、遠回しな皮肉や言葉遊びが、本音を伝える手段になっている。

中国本土の抖音(中国版TikTok)では、冗談めいた書き込みが相次いだ。

「トランプさん、独裁者はまとめて米国に『招待』してしまえばいいんじゃないか」

一見、穏やかな言い回しだが、ここで言う「招待」とは、拘束して連行することを皮肉った、中国ネット特有のブラックジョークである。

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