北朝鮮拉致問題 署名1900万筆超を背に高市内閣が首脳会談模索
2026年1月9日、木原稔官房長官は定例記者会見において、北朝鮮による日本人拉致問題について言及した。木原氏は、拉致被害者やその家族が高齢化している現状を踏まえ、本件を「一刻も早く解決しなければならない人道問題」であると同時に「国家主権の侵害」であると断じた。また、拉致問題の解決は高市内閣における最重要課題として明確に位置付けられていると強調した。
この問題の背景には、国民からの極めて高い関心と支援がある。2025年(令和7年)12月31日時点で、拉致被害者の帰国を求める署名は1928万11筆に達しており、木原官房長官はこれが政府にとって「大変心強い後押し」になっていると強調した。
現在、高市首相は北朝鮮側に対して首脳会談の申し入れを行っている。政府は、一つ一つの署名に込められた思いを重く受け止め、すべての拉致被害者の一日も早い帰国を実現するため、不退転の決意で果敢に取り組む姿勢を見せている。
関連記事
韓国の李在明大統領が訪中を経て13日に来日。経済修復を狙う訪中では中国の「離間工作」に直面したが、足元では日韓の政府・与党間交流が加速している。奈良での首脳会談を前に、日米韓連携の現在地と課題を展望する
韓国大統領の訪中。北京は韓国を日米韓の枠組みから引き離そうと楔を打ち込むが、北朝鮮問題での無策や技術盗用の懸念が壁となる。経済協力の裏に潜む情報流出のリスクと、揺れる東アジア情勢を分析
北朝鮮が4日早朝に弾道ミサイル2発を発射。防衛省は変則軌道の可能性を指摘。韓国大統領の訪中や党大会を控えた軍事力誇示の狙いがあると見られ、日米韓で警戒を強めている
高市総理は就任3日後の23日、北朝鮮による拉致被害者家族との面会で、金正恩氏との首脳会談に臨む覚悟を表明し「あらゆるチャンスを逃さない」と強調した。家族会は早期実現を強く要求した。