グリーンランド(shutterstock)

トランプ氏 グリーンランド99年租借案か 米軍が現地で任務へ

アメリカとヨーロッパは、グリーンランドをめぐる問題を背景に、これまで関係が緊張してきたが、最近ではやや緩和の兆しも見られる。関係者によると、トランプ大統領が、グリーンランドを99年間租借する案を提示する可能性があるという。また、米軍は近く軍用機をグリーンランドに派遣し、任務を実施する予定で、すでにデンマーク当局には通知しているとされている。

今週、各国首脳がスイスで開かれるダボス会議に集まる中、トランプ氏がヨーロッパの同盟国に対し、二つの案を示す可能性があるとの見方が出ている。一つは、アメリカがグリーンランドを99年間租借する案。もう一つは、グリーンランドにプエルトリコに近い地位を与え、住民がアメリカ市民となり、一定の特別な権利を付与する案だという。

こうした中、最近トランプ氏と電話会談を行ったイギリスのスターマー首相は、緊張緩和に向けた姿勢を示し、トランプ氏が実際に軍事行動に踏み切ることはないとの見方を示した。また、イギリスがEUと歩調を合わせ、トランプ氏の関税措置に報復することはないとの考えもにじませた。

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トランプ米大統領は、グリーンランドを巡る中露の脅威に対処すべく米国が管理権を握ると表明。消極的なデンマークや欧州同盟国に対し、関税による経済圧力を強めている