画像(左)身分証を手に持ち、信訪局長による不正行為を告発する元公安局副局長の汪剣武。中国・雲南省昭通市鎮雄県、2026年1月。(ネット画像)
正義の行き場を失った社会

正義なき中国 元公安局副局長ですらネット告発に出た

「元公安局副局長ですら、ネットで告発するしかない時代になった。では、我々庶民は、いったいどこに正義を求めればいいのか」

そんな声が、中国のネット上で静かに広がっている。

怒りというよりも、人々の胸に広がっているのは不安と無力感だ。公式ルートに訴えても守られない。声を上げれば標的になるかもしれない。かといって、何もしていなくても被害に遭う可能性はある。逃げ場のない現実が、人々を深い諦めへと押し込めている。

もちろん中国には警察も役所も裁判所も存在する。だが、そこに正義があると信じる人は少ない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国のアルミ各社が国内の生産能力規制を背景に海外進出を加速。公表済みの海外製錬事業は計画を含め年産能力1500万トン以上に上る。世界の需給は2027年に供給過剰へ転じる可能性があるが、投資規制や電力供給などが計画実現を左右する
中国の公式GDP成長率は1〜9月で4.6%となったが、欧米の調査機関は実態との食い違いを指摘。ロジウム・グループは2026年通年の成長率をほぼ0%と予測した。不動産不況や消費低迷が続く中国経済の実態と、公式統計への疑問を探る
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘
米国防情報局が中国の秘密の再使用型宇宙機を捉えた鮮明な衛星写真を初公開。機体は米軍の無人宇宙往還機「X-37B」に酷似し、「神龍」の可能性が指摘されている