画像(左)身分証を手に持ち、信訪局長による不正行為を告発する元公安局副局長の汪剣武。中国・雲南省昭通市鎮雄県、2026年1月。(ネット画像)
正義の行き場を失った社会

正義なき中国 元公安局副局長ですらネット告発に出た

「元公安局副局長ですら、ネットで告発するしかない時代になった。では、我々庶民は、いったいどこに正義を求めればいいのか」

そんな声が、中国のネット上で静かに広がっている。

怒りというよりも、人々の胸に広がっているのは不安と無力感だ。公式ルートに訴えても守られない。声を上げれば標的になるかもしれない。かといって、何もしていなくても被害に遭う可能性はある。逃げ場のない現実が、人々を深い諦めへと押し込めている。

もちろん中国には警察も役所も裁判所も存在する。だが、そこに正義があると信じる人は少ない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の10月の大型連休で、各地で数時間の充電待ちが発生し、最長7時間待った例も。充電器の増設が進む一方、需要の集中や設備投資の偏り、業界の過当競争など構造的な問題が浮上
ブランチ米司法長官は、中国共産党による越境弾圧への対応を司法省の「最優先事項」と表明した。FBIや財務省など政府機関のあらゆる手段を活用し、関係者への捜査・訴追を続ける方針を示した
中国経済は「日本化」に向かうのか、それとも「ソ連化」に向かうのか。近年、両説にはそれぞれ支持者がいたが、今、新たに第3の可能性として「ソ連式日本化」が浮上している。
中国の俳優・王星が昨年だまされてミャンマー東部ミャワディに連れ去られた事件で、新たな捜査資料が明らかになった。王星は4日間で3回転売され、人身売買組織は学歴やタイピング速度などを基準に被害者を値踏みし、最大20万元で売買していた
映画より昼寝サービスが人気、巨額を投じて大々的に宣伝した映画には見向きもしないのに、「ひどすぎる駄作」には客が殺到。客離れの裏で何が?