英スターマー首相が北京到着 8年ぶりの首相訪中
イギリスのスターマー首相が27日、北京に到着した。英首相の訪中は2018年以来となる。スターマー首相は同日夜、イギリスの経済界関係者に対し、対中政策について現実的で一貫した戦略を構築する考えを示す一方、英中との間には依然として意見の隔たりがあることを認めた。
スターマー氏は北京で開かれた会合で、対中関係について「もちろん、私たちは意見の相違を管理していかなければならない。しかし、中国に対しては、成熟し、一貫性があり、包括的で戦略的な姿勢を取る。相違点を適切に管理しつつ、機会を捉え、それが英国国民にどのような利益をもたらすのかを常に考えている」と述べた。
また、安全保障上の潜在的な脅威についても引き続き警戒する姿勢を強調した。
作家の崔成浩氏は自身の投稿で、中国共産党によるスパイ活動を防ぐため、今回のイギリス代表団では全員が使い捨ての携帯電話、臨時のSIMカード、臨時の電子メール、使い捨てのノートパソコンを使用し、すべての関係者は個人用機器を携行しないよう求められたと明かした。また、航空機に盗聴器が仕掛けられるのを避けるため、政府専用機は使用せず、民間機をチャーターしたという。
スターマー氏は29日に習近平と李強首相と会談する予定である。
これに先立ち、スターマー政権は、香港の「アップル・デイリー」創業者である黎智英氏の釈放を政府の優先事項と位置づけてきた。黎氏はすでに5年以上拘束されており、今回の訪中により、この問題への注目も高まっている。
北京での一連の会談後、スターマー氏は上海に立ち寄り、その後、日本を訪問する予定だ。
関連記事
欧州が再び不穏な状況になっている。10月30日、イタリア各地で大規模な抗議活動が発生した。フランスとドイツでも、市民が10月31日に街頭デモを行う準備を進めている。ドイツの当局者は、フランスの混乱がドイツでも繰り返される可能性を懸念している。
スペインの高速鉄道で起きた重大な追突事故で、少なくとも68人が死亡した。新たに公開された運行指令の通話録音3件から、事故前の重要な17分間の経緯が明らかになった。
セルビアの議会選で学生主導の新勢力が過半数を獲得し、政権交代が確実となった。「一帯一路」関連の駅改修後に起きた崩落事故を機に、汚職や不透明な契約への抗議が拡大。12年続いた与党支配を揺るがした
EUが中国製品への輸入制限拡大を検討している。化学品、家具、機械などを対象に、輸入割当や追加関税を導入する案が浮上。対中貿易赤字が3600億ユーロに達するなか、早ければ2027年初めにも具体案を示す見通しだ
欧州の過度なEVシフトと中国勢の台頭による自動車業界の苦境をレポート。補助金や規制に依存した市場の歪みと、西側メーカーが直面する課題を解説します