イメージ画像、自撮りする北京の若者たち。 (Andrea Verdelli/Getty Images)
高学歴でも就職先がない

中国の若者が参入するショートムービーの現場

中国経済の低迷が続くなか、高学歴の若者たちが次々とスマートフォン向けショートムービー制作の世界に参入している。金融や教育など、かつて安定職とされた分野が相次いで縮小する一方で、この業界だけが例外的に拡大していることが背景にある。

2025年、中国のショートムービー市場は約500億元(約1兆円)規模に達し、年間の映画興行収入を上回った。俳優や脚本家、撮影、編集、配信運営などを含め、130万人以上の雇用を生み出した。

北京の名門大学で金融を学び、アメリカへの留学経験もある女性は、証券会社での実習中に相次ぐリストラと給与削減を目の当たりにした。将来像を描けなくなり、スマートフォン向けショートムービーへの出演へと方向転換したのである。1年足らずで20本以上に出演し、金融業界に戻る考えはなくなったという。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ氏は中国による新たな購買コミットメントを歓迎したが、黎智英(ジミー・ライ)氏の釈放に関しては進展がなかったと指摘した
米中首脳会談が正式に終了し、トランプ大統領は現在、帰国の途についている。同行スタッフが明かしたところによれば、エアフォースワンへの搭乗前に「中国側から受け取った物品」がすべてゴミ箱に投棄された
中国による突然の「対日批判」。現代の中国で起きている政治家たちの権力争いや失脚の裏側を、毛沢東時代の「文化大革命」の歴史と重ね合わせながら浮き彫りにする
中国河北省の大広高速道路・粛寧区間で、EV数十台を積んだトラックが突然出火し、積み荷のEVが激しい炎に包まれた
トランプ大統領の今回の訪中に際し、中国共産党側は格式高いの歓迎体制を整えた。これに対し、10年前のオバマ元大統領訪中時の冷ややかな対応と比較する動きがネット上で広がっている