台湾が米国から調達したM1A2T戦車(中華民国国防部提供)

中共軍関係者 軍内部で台湾攻撃への反対が多数

複数の中国共産党(中共)軍隊に近い関係者によると、台湾への武力行使をめぐって、習近平と軍の間には長年にわたり根本的な意見の隔たりがあるという。関係者は、中共軍内部では台湾攻撃に反対する見方が広く共有されており、特定の将官個人の意見ではないと指摘している。

軍隊に近い情報筋は大紀元に「中共軍隊では、実際に戦争になれば大量の死傷者が出て、軍全体が著しく消耗し、場合によっては一つの兵種が壊滅しかねないことを誰もが理解している」と語った。台湾周辺で軍事的な威圧や武力誇示を行うことと、実際に戦争を始めることとは、全く次元の異なる問題だという認識をしているという。

この情報筋によると、現時点では、台湾に対して高強度の軍事行動に踏み切るだけの、軍事的・戦略的条件が整っていないという。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領の訪中を目前に控え、3月11日、米海軍のP-8A「ポセイドン」対潜哨戒機1機が台湾海峡を通過した
米国がイランへの軍事打撃を続ける中、中共が混乱に乗じて台湾へ侵攻するのではないかとの見方も出ている。しかし専門家は、その可能性は低いとみている。米軍の実戦能力や中国の軍備評価など、少なくとも四つの要因が背景にあると指摘
トランプ大統領の発言による原油価格下落と、中国の燃料高騰、TSMCの過去最高益、日韓台の経済格差を伝える経済ニュース
中国外交部の台湾高官訪日に対する非難の裏には、日本の沖縄主権を脅かす「三戦」の罠が潜んでいる。表面的な恫喝に怯むことなく、毅然とした対抗措置と国際社会への情報発信の重要性を説くオピニオン記事
米国とイランの衝突が始まって以降、中共軍用機は6日連続で台湾周辺に姿を見せていない。これまで連日のように続いていた活動が突然止まったことで、台湾海峡の情勢に注目が集まっている。専門家は、中共の両会や軍内部の粛清が影響している可能性を指摘している